12日 2月 2024
外国籍人材の場合、入社希望企業を「待遇(給料等)」「勤務地」「仕事内容」で選びます。一般的に日本の企業の面接では「当社の志望動機を聞かせてください」と質問されますが、外国籍人材に何も指導をしていないと「給料が良いからです」とか「勤務場所が関東だから」とか悪気なく言いかねません。特定技能ならそれでも許される場合もあるかもしれませんが、技人国だとありえない答えかと思います。同様に「何か質問ありますか?」との企業側からの問いかけに対し「残業はどれくらいありますか(=「残業をたくさんしたい」「稼ぎたい」という趣旨)」という質問をする外国籍人材が多いですが、これも特定技能なら許されるかもしれませんが、技人国の面接ではありえない質問かと思います。なぜ「ありえない質問」なのか、きちんと理解しなけばいけないかと思います。
29日 1月 2024
日本でも最近多少緩和されてきてはいるようですが「タトゥ(入れ墨)禁止」の企業が多く、外国籍人材採用時もタトゥのある者を候補者から外すこともよくあります。外国籍人材の場合、ファッション的な感覚で入れたりする者もいますので「タトゥを入れている人=悪い人」という印象が一概にあるわけではないですが、特に業務上問題がなければそれほど過敏になることもないのではないか(見えなければいいのではないか)とも思います(就業規則に記載されていたりすると守らせなければいけないのかと思いますが)。外国籍のスポーツ選手なんかは普通に腕とかにタトゥが入っていても露出されていますが・・・。
15日 1月 2024
特定技能や技人国の方は、ある程度の日本語が話せることが前提で「日本人と同等以上の待遇」ということになっているのかと思います。支援機関に「病院対応(同行・通訳)」を依頼される企業も少なくないとは思いますが、「自分自身で病院へ行く」「どうしても通訳が必要であればオンラインで対応する」ことを標準にしていかないと、外国籍人材は成長しない(甘える)し支援担当者の負担も大きくなります。入院や手術といった特別な場合はやむを得ませんが、日常的な通院・健康等については、所属機関の方をはじめ医療機関の方にも外国籍人材の労働力を借りなければ日本が立ち行かない現状を鑑みご理解いただきたいものです。
01日 1月 2024
日本人がお盆やお正月に故郷に帰省するように、外国籍人材もお正月に帰省したいと考える方も多いです。しかし、ベトナムや中国をはじめとした諸外国のお正月は、日本のお正月と期間が異なります。日本の年末年始に母国に帰省しても母国ではほぼ普通の日なわけで、家族親族が集まるのは「旧正月」です。日本の会社にしてみれば旧正月の頃の長期休暇を認めないケースも多いとは思います(それが退職の原因となる場合もあるようです)が、本当に外国籍人材の力を頼っている企業だと、臨機応変な対応をとることもあるようです。(あまりの長期休暇も考えようですが)割り切った対応をすることで「働きやすい会社」という評価につなげていくのも得策かもしれません。
18日 12月 2023
外国籍人材の方から「財布をなくした」という連絡が来ることがよくあります(「よく」と言っても年に1件とか2件とかですが)。 (「源泉徴収票をなくした」とか「通信業者との契約時に発行されたIDが記載された書類をなくした」とかはザラですが)...
04日 12月 2023
一般的に退職時には「1ヵ月前までに会社に申し出ること」といったことが雇用契約書に記載してあり、採用する側も応募者には「引継ぎをきちんとして退職してきてください」というのが常識的なスタンスかと思います。当社で支援している外国籍人材にも所属機関のご意向もふまえ、この点はしっかり指導しています。しかし過日「12月18日で退職したい」との申し入れがあった方のヒアリングをしたところ「転職先の企業が12月20日までに入社できるなら採用する。それまでに入社しないのなら採用しない、と言われた」とのことでした。そう言われたのは11月29日とのこと。クリスマス前なのか大晦日なのか、そこに仕事のピークが来るのかもしれませんが、何とも自分勝手な会社だと感じました。そもそも特定技能の場合、転職には入管の資格変更許可が必要で、そんな短期間での許可はそうそうおりないです。許可されるのを見込んでいて許可されなければ、その間は仕事ができないか、違法に就労させるかとなります。会社名を聞いたところとても有名な会社で、そんな会社がこんなことしないでほしい・・・といった感じです。最近は大きな会社でも問題がいろいろ起きているので、ここも企業の体質の現れなのかと心配に感じました。
20日 11月 2023
ベトナム籍人材の履歴書等の顔写真と、実際に面談した際の顔とで、印象が違うことが多いです。「古い写真を使っている」「加工した写真を使っている」等が原因かと思います。最近日本の入管に申請する写真も「3ヵ月以内」→「6ヵ月以内」に変更になりましたが、在留カードやパスポートの写真は「本人確認」という目的があるわけですから、とりえあず作成時は最新の加工していないものを使用してもらいたいものです。「この顔はあなたですか?」とトラブルになったことは今まで聞いたことがなかったですが、直近において来日時にベトナムの空港で「顔写真が不鮮明で偽造の疑いがある」と出国が認められなかった事例がありました。何度も出入国した履歴もあり「そりゃないよ」という感じですが、やっぱり今の顔とはだいぶ違います。
06日 11月 2023
諸外国の若者が来日する際に、申請上の都合(例えば技能実習制度の場合、日本で実習する職種と同じ職種に就労している必要)により、中間に入る機関の指導のままに偽った学歴・職歴を記載し、本人がそこに署名して日本の入管に申請してしまうことがあります。目先の来日のためにこのようなことをして目的をまっとうして帰国するのであればよいのですが(文書の偽造ですから、よくはないですが)、もし後年別の機関等を利用し別の在留資格を申請することになった際、以前申請した際に記載した学歴・職歴をすっかり忘れて事実に基づいた学歴・職歴を記載してしまうと、前回の申請内容との不一致により、不交付となってしまいます。前回自身で署名して申請しているので自業自得なのですが。先日「(技能実習で来日する際に送り出し機関の指導で)大卒なのに高卒で申請した」という方がいましたが、なぜそこまでする必要があったのか疑問です。
23日 10月 2023
帰国時にもさまざま手続が発生します。公共料金や税金等の支払いを「もう日本には来ないから」と支払わなかったり、銀行口座を解約しないで帰国したり(ましてや銀行口座を人に譲渡したり)すると、万が一再来日することになったときに多大な不便が生じることがあります(本人の再来日に限らず、現に外国人の銀行口座開設等は確認事項等が多数あり労力がかかりますし、犯罪者と同姓同名等により開設できないこともありあす)。 自治体の転出届・銀行口座解約・水光熱や通信事業者の解約手続はしっかりおこないましょう。
09日 10月 2023
外国籍人材でも日本で運転できる免許を取得されている方が少なくありません。日常生活や仕事において幅が広がるかとは思いますが、きちんと保険に入る等、やるべきことはやってほしいと思います。ドライバー不足が叫ばれている昨今ですが、運転を主業務にした在留資格は現状ありません。

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